今もっとも話題に上っているアプリ、それが『LINE』です (^_^;)
あなた自身も真っ先にインストールしたアプリではないですか?主な利用国は日本、タイ、台湾、インドネシアの4ヵ国と
で、世界的に普及しているアプリとはいえません。でも日本では圧倒的なシェアーを誇っています。
- 2021年3月1日にヤフーとLINEの経営統合が完了し、両社とも新生Zホールディングスの傘下に入りました。
LINEのデータセンターは世界複数箇所に存在し、日本のサーバーでは、トークテキスト、LINE ID、電話番号、メールアドレス、友だ
ち関係、友だちリスト、位置情報、アドレス帳、LINE Profile+(氏名、住所など)、音声通話履歴(通話内容は保存せず)、LINE内
サービスの決済履歴などを管理しています。
韓国にあるサーバーでは、画像、動画、Keep、アルバム、ノート、タイムライン、LINE Payの取引情報(ユーザー個人の識別は不可)を管
理しています。なお、画像・動画を保管するサーバーについては、2021年半ば以降、段階的に日本国内への移転を進めると発表がありました。
中国の委託先が個人情報を閲覧できる状態になっていました。
- LINEは3月23日、コミュニケーション関連機能の開発や保守、運用について中国での業務を終了すると発表しました。これまで韓国のデー
タセンターに保存していた画像や動画などのデータを、日本に移転することも明かしました。
トーク内の画像や動画などのファイルは6月、タイムラインの情報は8月までに移転する予定。これに伴い、これまで韓国と日本で分
割して保存していたモバイル決済サービス「LINE Pay」の決済情報も、日本のデータセンターに移転するとしています。
将来的には、LINEのデータは全て日本国内に保管されることになります。
自分で出来るセキュリティーは、自分で設定しましよう!
大元のサーバーでデータを覗かれるのは、私達ではどうしようもありませんが、せめて自分たちで出来るセキュリティーは自分で設定しましょう。
その為の施策を幾つか提案します。ご検討ください。
6 友達は自分で決める…以外は全てホーム → 設定 → 「プライバシー管理画面」で設定することが出来ます。普段触らない箇所だと思いますが、
この際思い切って設定してみては如何でしょうか?他のアプリでも同じ様な設定が出来ますので、見直してみるのも良いと思います。
- LINEを立ち上げて、①ホーム ②設定 ③設定メニューの④プライバシー管理 のページで、1~5項目まで設定できます。
- 1 「LINE」アプリにパスワードをかける
- 2 暗号化は手元から
- 3 知らない人のメッセージを制限する
- 4 他のアプリには近づかない
- 5 自分の情報をむやみに提供しない
- 6 友達は自分で決める
- 7 追加情報
1 パスコード管理の設定
Windows10 になって、ロック画面からパスワードを入力して立ち上げるようにしている方も多いかと思います。自分でできる
セキュリティー対策です。面倒くさがらず、是非ロック画面を利用して下さい。
『LINE』を立ち上げて、① ホーム画面の ② 「設定」(歯車マーク)をクリック…③「設定」メニューが立ち上がる
ので ④「プライバシー管理」をクリック
「プライバシー管理画面」が立ち上がる。⑤「パスコードロック」項目に⑥チェックを入れる
- パスコード設定画面が出るので4桁の数字を入れる…続けて確認用に、決めたパスコードをもう一度打ち込むように
要求されますので打ち込んで下さい。…良ければ次回立ち上げからパスコードの打ち込みを要求されます。
「パスコード」に違いありませんが、一般的には「パスワード」と呼んでいますね。
「LINE」を立ち上げると「パスコード」を問い合わせてきます。
- パスコードを設定する前には、あなたの「LINE」は誰でも見ることが出来ました。立ち上がる前にワンステップ増えましたが、
プライベートに関わるやり取りの多い「LINE」ではこの程度の手間を惜しんでいては、プライベートを守ることなど出来ません。
- 但し十分配慮して欲しいことがあります。今の所、パスワードを忘れてしまうとLINEアカウントは使えなくなります!
新しいアカウントを設定して一から出直しになりますし、今までの記録を見ることは出来ません。楽天との融合が進んでいますので、
今後は改善されるかも知れませんが…今の所は改善される予定は聞いていません。※最後の「7 付録」も参照!
パスコードの設定にあたっては、このことについて充分認識しておいて下さい。
2 「Letter Sealing の暗号化」をオン
「Letter Sealing」とは「スマホとLINEのサーバ」間での暗号化に加えて、トークの内容をLINEサーバではなく、各ユーザーの
スマホで暗号化して安全を確保する仕組みです。
『LINE』を立ち上げて、① ホーム画面の ② 「設定」(歯車マーク)をクリック…③「設定」メニューが立ち上がる
ので ④「プライバシー管理」をクリック → ここまでは上記のパスコード設定と同じです。
⑤「Letter Sealing」項目の⑥ ☑ を入れるだけで完了です。たったこれだけの作業で少し安全が買えるなら是非チェックを入れて下さい。
…というより、最初からチェックを入れておいて欲しいですね!
但し通信相手もチェックが入っていないと効果ないですが…
相手の方が「Letter Sealing」を設定しているかどうかは、相手とのトーク画面で右上の「≡」ハンバーガーメニューをクリックすると現れる画面の最下段に
⑦「このトークルームではLetter Sealingが適用されています」と表示されます!
3 「メッセージ」設定(友達以外のメッセージを拒否する)
『LINE』を立ち上げて、① ホーム画面の ② 「設定」(歯車マーク)をクリック…③「設定」メニューが立ち上がる
ので ④「プライバシー管理」をクリック → ここまでは上記のパスコード設定と同じです。①~④図は省略します
「プライバシー管理」の中に⑤「メッセージ受信拒否」がありますので、⑥ ☑ を入れておきましょう!ほとんどの方は初期設定の時に設定してあり
チェックが入っていると思います。
この設定によってあなたに届くメッセージは、友だち登録されている人からのものだけが届くようになります。煩わしい知らない人からのメッセージは届きません。
4 「アプリからの情報アクセスを拒否」
『LINE』を立ち上げて、① ホーム画面の ② 「設定」(歯車マーク)をクリック…③「設定」メニューが立ち上がる
ので ④「プライバシー管理」をクリック → ここまでは上記のパスコード設定と同じです。①~④図は省略します
「プライバシー管理」の中に⑤「アプリからの情報アクセス」がありますので、もし「常に許可」などに ☑ が入っていたら、
他の何れかに⑥ ☑ を移動しましょう。とりあえず⑥「拒否」にチェックを入れて不具合があれば「お互いに友だちの場合なら許可」にすれば良いでしょう!
もし他のアプリのアカウントでログインしたりしていれば、あなたの情報はそちらから丸見えになってしまいます。
5 「Line への情報提供」
- 『LINE』を立ち上げて、① ホーム画面の ② 「設定」(歯車マーク)をクリック…③「設定」メニューが立ち上がる
ので ④「プライバシー管理」をクリック → ここまでは上記のパスコード設定と同じです。①~④図は省略します
- メニューを下にずらす⑤と「情報の提供」項目⑥が現れるのでクリック → 「情報の提供」メニューが立ち上がる。
- ⑦「コミュニケーション関連情報」のチェックを外す
- ⑧「LINE Beacon」のチェックを外す
- Beacon はお店等で出している信号で、あなたのスマホが店に入ってくるとLINEでクーポンなどの提供を案内します。
ただ多くの場合これらのサービスを LINE で使っている人は少ないでしょう。自分の得にならない設定は止めましょう!
6 「友達追加」の制限
- 『LINE』を立ち上げて、「ホーム」画面の 「設定」(歯車マーク)をクリック…「設定」メニュー①が立ち上がる
- ②メニューを下にずらすと「友だち」項目③が現れるのでクリック → 「友だち」④メニューが立ち上がる。
- ⑤「友だち自動追加」のチェック⑥ははずれていますか?
- ⑦「友だちへの追加を許可」もチェックがはずれて⑧いますか?
- これらの項目は初期設定をキチッと読みながら進めていれば、多くの場合チェックははずれていると思います。何故
はずすか解らない人は、チェックを外しておいた方がいいでしょう。
7 付録(セキュリティーとは直接関係ありませんが!)
1 「アカウント」にメールアドレスを登録
『LINE』を立ち上げて、「ホーム」画面の 「設定」(歯車マーク)をクリック…①「設定」メニューが立ち上がる
、②「アカウント」項目③が現れるのでクリック → 「アカウント」④メニューが立ち上がる。
⑤下の方にずらすと「情報」のチェック⑥ははずれていますか?⑦「友だちへの追加を許可」もはずれて⑧いますか?
これらの項目は初期設定をキチッと読みながら進めていれば、多くの場合チェックははずれていると思います。何故
はずすか解らない人は、チェックを外しておいた方がいいでしょう。
2 「LINE」盗聴
トークの内容が残っていると言うことは、「LINE社」のサーバーに全てが残っていると言うことですね。当然「LINE」は
自身のセキュリティー確保や宣伝にそれらを用いる事は想像できます。ただ保存されて気持ちが悪い…、と言う事と盗聴とは
異なることだと思います。国家規模で情報を管理している国では、国家安全上(?)利用していることは想像に難くない
ところです。SF小説に書かれたような社会になることもないとは言えません。怖w!
3 バージョンアップや機種変更
LINE自身が大きく変わっていくことでしょうが、これらの設定はバージョンアップや規約変更、或いは機種変更
等で変わったり、リセットされていきます。時々項目の確認や再設定の必要があります。